9/24のまちの保健室(感謝と笑顔)

日本では普通のことだと感じることも、海外では称賛や感動を生み出すことがあります。

 

例えば、電車が時刻通りに来たり、タクシーのドアが自動で開いたり、飲食店で無料の水とおしぼりが出てくることなどです。

 

逆に、大勢の人がマスクをして通りを歩いている光景や、ラーメンや蕎麦を音を立てて食べるマナーに疑問を持つ海外の方がいることも事実です。

 

その国の文化や歴史が生み出したものだと思うので、良い悪いではないと思います。

 

私たちが海外に出るときは最低限の相手の国のマナー(チップや禁止事項)は情報として得ておきたいものです。

 

どうしてこの話をしたのかというと、今日のまちの保健室でリーダーに任命された息子さんのお話があったのです。

 

その息子さんは、現在海外で生活されていて、色々な国の方々が数チームになって活動されている仲間のお世話係のようなポジションを任命されたのです。

 

国が違えば、言葉も違う、価値観や考え方も違うことでしょう。

 

私たちが日本の中で、同じ日本語を使って集団を組んでいても、色々な不具合や摩擦が生じてくることを想像すれば、このような多国籍軍???の集団をまとめ上げることは、容易なことではないと思います。

 

では、どうして日本人の彼がまとめ役として任命されたのでしょうか?

 

英語がとてもネイティブだったから?
一番年長だったから?
優秀な学歴者だったから?

 

答えは、すべて‘No'です。

 

彼には、「感謝と笑顔」が常にあったからです。

 

thank you と smile です!

 

困ったり悩んでいる仲間がいれば、話を聴き、気持ちを話してくれて「ありがとう!」と「笑顔」で背中を押す、彼にとっては普通なことだったのかも知れませんが、周りの仲間はそんな彼をいつも見ていたのでしょう。

 

当たり前だという価値観が、感謝を忘れさせます。

 

心にゆとりがないと、笑顔が消えます。

 

個人主義や成果主義という文化や環境が悪いことではないですが、日本人としての思いやりや助け合いといった目には見えない心使いは、実は周りにはちゃんと見えているということなんですね!

 

彼は、周りのみんなから、彼がリーダーに適任だ!と声が上がり、そのポジションを任命されたそうです。

 

「感謝と笑顔」は、実は誰にでも出来ることなのですが、これが、なかなか難しいことかもしれませんね。

 

2019年の残り3ヵ月、私も改めて「感謝と笑顔」を大切に、まちの保健室で皆さんをお待ちしたいと思います。