9/25のまちの保健室(脳の持つクセ活用法)

親は子どもの将来をとても気にかけているものです。

 

子どもが、親のイメージした通りの生活リズムを刻んでいると、親は安心します。


子どもが、親のイメージした通りの生活リズムではない場合、親は不安になります。

 

これは親の持つ感情で、子どもの感情とは別物です。

 

不安になった親は、「今動かないと手遅れになるぞ…」と、子どものことを心配してる感情を持ちますが、実は、親自身が不安になっているので す。

 

では、実際に子どもの気持ちはどうなんでしょうか?

 

もしかしたら…

 

「うるせーな」
「そのくらいわかってるんだよ」
「どうしていいかわからないんだよ」
「たすけてくれよ」

 

こんな気持ちになっていているかも知れません。

そして、親からのプレッシャーで素直な気持ちを出せないでいる可能性があります。

 

その様なときの対処法としての一つを、本日のまちの保健室でお話しさせていただきました。

 

例えば、選挙に無関心な方に、

「政治は大切です!だから選挙に行きましょう!」
と言っても、きっと響かないと思います。

 

これは、勉強が苦手な子どもに
「勉強は大切だ!だから塾に行きなさい!」
という親の言葉に似ていませんか?

 

そこで、効果的なテクニックがあります。

と言うか、人間の脳が持つ特徴をうまく活用する方法です。


それは、人の脳は疑問文には抵抗できないという、脳の持つクセを使うことなのです。

要するに、脳は質問されると、何か答えを導きたくなると言うことです。

そして、質問によって、思考が生まれ、習慣が作られると言うことです。

 

選挙に無関心な方には、「政治はこれからの生活をどう変えると思いますか?」
とか、
「日本の政治の良いところ、または課題は何か?」など、質問をする ことで、最終的に「選挙に行くことが必要だ!」という思考を導くことが可能になります。

 

勉強が苦手な子どもには、「どうしたら勉強がしたくなるかな?」
とか、
「どうして勉強が必要だと思う?」とアプローチしてみると、色々と思考を巡ら して、自分で答えを出すことが勉強をする習慣に結びつく可能性があると言うことです。


いかがでしょうか?


あくまでも、一つの手法ではありますが、質問で思考が作られるといったお話しを、本日のまちの保健室でさせていただきました。