5/10のまちの保健室(シンクロニシティ)

 願掛けでしていたピアスの片方を無くしてしまった。
 想定していた最悪の事態が、本当にそうなった。
 子どもの感情に巻き込まれて、ドヨドヨした感じ。
 海外の方からヒッチハイクのお役目が、突然訪れた。
 最近イライラしている自分がいる。
 理不尽なことが続いて起きた。

 

 これらは、今日のまちの保健室での、ほんの一部の内容です。

 

 日々、色々な出来事が起こります。

 

 その色々な出来事に対して、全てその人に意味のある課題だと考えられたら、その出来事はその人にとって幸せを運んできてくれるプレゼントになるかも知れません。

 

 このような考え方を「シンクロニシティ(synchronicity:意味のある偶然の一致)」と提唱したのは、スイスの精神科医で心理学者のカール・G・ユングでした。 日本語訳では「共時性」「同時性」「同時発生」と言う意味になります。 少し、専門的な用語が出てきましたので、話をまちの保健室に戻しましょう。

 

 ピアスを無くした→別の部屋で見つかった→掛けていた願は成就する!
 想定していた最悪の事態になった→私の読みはスルドイ→この調子で乗り切ろう!
 ドヨドヨした感情→この次に起こるのはいつも子どもの成長の一歩→ドヨドヨ感情は子どもへの共感力発揮中!
 ヒッチハイクされるなんてムリムリ→初めての経験でドキドキ→人の役に立つ快感とやり遂げた達成感で気分爽快!
 イライラしていたら→私はきちんとしようとしていたことに気づいた→アホになることを思い出した!
 理不尽が続いた→悲しい気持ちになった→もしかして子どもも寂しい気持ちだったかも!

 

 現象学で物事をどう捉えるかというのは、アメリカの心理学者アルバート・エリスによって提唱されているABC理論という「論理療法」というものがありますが、今日のブログでは捉え方ではくて、起こった出来事に意味があるかも!と気づくことです。

 

 人は、良いことが起こると、その意味を探ろうとは思いません。 それは、自分の行いの結果、当たり前だという気持ちがベースになるからです。 ここで、感謝の気持ちをきちんと持てる人は、起こった出来事に、有り難いと思える人ですね!

 

 では、今回のいくつか例は、起こった時点で「有り難い」とは思えないのが普通の人だと思います。 そこで、有り難いと思わなくても、「これって、何か意味のあるものかも?」と思えるようになると、私たちの脳は意味のあるようなものを引っ張ってくるように出来ているのです。

 

 今日のお話しの中で、部屋番号が513だった→○○の命日は5/13だった→きっと見守っていてくれる!…といったことに結びつけてくれます。

 

 これを、「引き寄せの力」というのかも知れませんが、いづれにしても、わぁ偶然!えっマジで!ということが次々と起こることがあります。 このような状況を、シンクロが起きた!と言います。

 

 何か見えない力というのでしょうか、科学では証明できない偶然の一致。

 

 それを起こせる人の特徴は、「素直」な心の持ち主だと私は思います。そして素直な人は、いつも感謝の気持ちを持ってるのだと思います。


こうしてブログを書いている私自身も、まだまだ未熟者です。 なかなか、仏様のようには行かないですよね…。 そうです、まだ私たちは仏様になっていないのです。 だから、日々、修行なんですね。修業は、独りだと辛いです。。。まちの保健室で、私と一緒に修行に励みましょう!

 

 次回は、5月23日(火)10時です。お待ちしてますね。