人間は無意識に「変化」を恐れるという性質を持っています。
これは、リスクを避け自分を守りたいという心理が、働くからです。
今日のまちの保健室では、市から民間に委託された図書館のお話がありました。
図書館では、図書分類法に従って、本を並べています。
本に書かれた内容(テーマ、主題)によってグループ分けを行い、 そのグループを順序よく棚に並べ、本を探しやすくするための方法です。
多くの図書館は、図書分類法を採用していると思います。
図書館を利用していると、これが「あたりまえ」という観念を持つことでしょう。
時代は刻々と変化し、社会教育施設(各会館、美術館、博物館、図書館etc)も、指定業者や民間に委託する所も多くなってきました。
そもそも、図書分類法は本を借りる人のためなのか、それとも本を管理する側のためなのか…。
図書館を委託された業者は、もっとたくさんの方々に利用していただけるように、サービスの向上も含めて、中身も体質も変えて利用者に喜んでもらおうと努力します。
しかし、今までの図書館と本の配列が違ったり、今まで無かったスペースやサービスに戸惑い、クレームを付ける方がリニューアル当初は多くいらしたそうです。
このクレームを起こす心理が、変化に恐れた証拠ではないでしょうか?
「以前の方が、本を見つけやすかった」(図書館のせいにする)
「これは、図書館ではない」(その人が持つ図書館という固定観念)
「税金をこんなことに使うな」(ストレス発散)
現状維持を訴える気持ちは、理解することもできますが、そもそも、変化に弱く、順応できないことを、開示しているようにも感じます。
「私は、この変化についていけません…」という感じです。
変化についていけないエネルギーを、クレームという形にしてしまいます。
クレームをつけたがる人の特徴として、
相手に自分を認めてほしい
相手より自分の方が上(正しい)だと思わせたい
相手からサービスを受けたい
このような傾向があるように思います。
そのエネルギーを変化に対応できるように、「自分磨き」に使った方が、良いと私は感じます。
「自分磨き」を、どこですれば良いのかって…?
それは、「まちの保健室」でしょ!
今日も、新しい仲間が3人増えました。
そして、みなさん、○○○図書館に行きましょうね~(^^)
コメントをお書きください
ニシちゃん (月曜日, 12 8月 2019 13:26)
「自分磨き」ですか?
言葉の響きが柔らかくてステキですね。
私は、いつも【自分探し】をしています。
人生は《旅》だから!!
良い事も悪い事もすべて受け入れて、偶然ではない事→必然性だから❢
そして、これから今からやれる事をしようと毎日過ごしています。
まち保に参加出来ませんが、ブログを読んで私なりに解釈して活きる糧にしています。
こころをつなぐ平塚 (月曜日, 12 8月 2019 21:54)
ニシちゃんへ
コメントありがとうございました。
人生は旅…、そうかも知れませんね!
人に起こる事象は、必然なのかも知れませんね。
まちの保健室のブログが、ニシちゃんの糧になっていれば、嬉しく思います。