1/26のまちの保健室(「話す」と「離す」と「語る」

今日は、新しい仲間が増えました!

 

きっと、初めての場所で、初めての人たちとの交流は、緊張されたことでしょう。

 

それでも、本日の参加者のみなさんの受け入れる空気感は、素晴らしかったですね!

 

ありがとうございます(^_-)-☆

 

さて、、、

 

自分の中にある不安や悩みを、言葉にして誰かに話すことは、自分が持っている「宿題」を自分から引き離し、距離をおいて眺めることを可能にします。

 

受け止めてくれる誰かに向かって話すことによって、その言葉が共感され、負のループに入っている思考を、見つめ直すことができるようになります。

 

「話す」ことは、「離す」ことに繋がります。

 

「話す」と似た言葉に「語る」があります。

 

臨床心理学者の河合隼雄さんは、著書の中で、「物語は多くのものを『つなぐ』機能をもっている」と考察されています。

 

語るという行為は、単純に時系列や事実関係を話すこととは異なり、その人が、過ごしてきた時間や出来事を、自分なりの意味を生み出して話すことが「語る」になります。

 

このように、文字にすると「語る」ことを難しく思われるかも知れませんね。

 

ご安心ください。

 

まちの保健室に参加することで、きっと誰もが「語る」ことが、自然にできるようになります。

 

言葉にして誰かに話すと、気持ちが和らぎます。

 

その話の内容の感想をフィードバックしてもらうと、自分なりの意味付けをしやすくなります。

 

この繰り返しが、自分の人生の出来事を「話す」から「語る」にしていくトレーニングになっています。

 

言葉を、「話す」道具だと思ている集団にいると、人間関係に疲れてくることでしょう。

 

言葉は、「伝える」ことに使いたいものです。

 

そして、何よりも、あなた最大の資産は、自分自身ではないでしょうか?

 

その資産を、自分の言葉で「語る」。

 

物語には、嬉しいことや悲しいこと、辛いことや頑張ったことなど、ネタがある方が、聞き手の心を掴みます。

 

だから、失敗だと感じていることや、劣っていると感じていることも、自分なりの意味を見つけて、語れるようになりましょうね。