1/16のまちの保健室(厄払い)

新型コロナウイルスと共に、新しい年を迎えたわけですが、二度目の緊急事態宣言下の中、2021年度最初のまちの保健室を、無事に開催することができました。

 

今日は、年始にふさわしく、「厄払い」のお話がでました。

 

「今年本厄なんだ。だからお祓いに行かなくちゃ」

このような会話を聞いたり、したりしたことがある方も多いのではないかと思います。

 

「厄」は、「苦しみや災い」を意味します。

新型コロナウイルスが流行し、まさに現在は、災厄中と言えるのかも知れません。

 

と、いう事は、年齢に関係なく人々が「厄年」と考えることも出来そうです。

 

そこで、世界にも「厄年」という概念があるのか調べてみると、ありました!

 

例えば、ドイツでは、男性は4歳から64歳の4のつく年、女性は9歳から59歳までの9のつく年が厄年だそうです。

 

スペインでは、男性は24歳と44歳、女性は14歳と34歳が厄年だそうです。

 

中国では、自分の生まれた干支が厄年になり、12年に1度、厄年が巡ってきます。

 

国によって「厄年」は様々ですが、気持ちをリセットできる区切りの年と捉えれば、悪くないと感じます。

 

「厄年だからお祓いしてきました」と聞くと、心身共にリフレッシュされた感じを持てますよね!

 

 

厄年の別の解釈で、「役が回ってくる年」という説もありす。

人生で大きなことを成し遂げるのに、もってこいの年であり、どんどん新しいものを取り入れてみる年と解釈します。

これは、とても前向きで、仮に失敗したとしても、「挑戦することに意味があるのだぁー」と言えそうな勢いを感じます。

 

人は、理由付けして自分を許す(守る)防衛本能を持っています。

心理学で「自我防衛機制」と呼ばれる心の働きです。

本来の目標を達成できなかったときに、そのことで自尊心や自己評価が傷つかないように理由を考えるのです。

 

「本厄だから…」

「コロナだから…」

「自粛だから…」

 

現在のコロナ禍での生活は、思いっきり言い訳ができる日常です。

もちろん、「厄年」の方は厄のせいにすれば良いし、できない、やれない理由は、「コロナのせい」にできます。

 

だったら、色々とチャレンジしてみる良い機会かも知れませんね!

 

ただし、あまり「〇〇のせい」にし過ぎると、信用されなくなってしまうかも知れないので、ほどほどに活用してくださいね。

 

2021年のまちの保健室も、毎回毎回が、参加される皆さんの「厄払い」になるといいなぁと思っております。

 

本年も、どうぞ、よろしくお願い致します。