1/13(金)のまちの保健室(変化と適応)

 「イカレポンチ」とは、普通の人間と大きく異なる性質を持っている人のことと、WEBの辞書に出ていました。

 

 何となく懐かしい表現でもあり、最近はあまり使われなくなった響きでもありますね。この「イカレポンチ」という言葉を自分の意識変換に呪文のように活用する話題で盛り上がった本年度初めのまちの保健室でした。

 

 2017年も計24回の開催ができるように、そして、みなさまの人生の宿題のヒントを発見できる場所になれるようにしたいと思っております。集い、学び、繋ぐの基本理念をベースに、そして新しいご縁も楽しみにしたいと思っております。

 

 さて、生活している中で様々な悩みやマサカという出来事、そして不幸と感じる状況になることは、誰でも起こる可能性があります。これらを、「人生の壁」という表現をしてみましょう。この人生の壁にはどう立ち向かうのか、みなさんの悩むところだと思いますが、「強くなろう」という発想は捨ててください。そして「立派になろう」という発想も捨ててください。

 

 強い者、頭の良い者が生き残るのではない。変化するものが生き残るのだ。
これは、ダーウィンが残したという言葉です。

 

 「人生の壁」を乗り越えるには、「増強と拡大」ではありません。


 「変化と適応」です。これが人生の壁を乗り越えるコツなのです。


 この考えは、企業の存続や繁栄にも通じるところがあります。写真フィルムのコダック(2012年に倒産)と富士フイルムが良い例かも知れません。コダックは写真フィルムが自社の強みという考えから抜け出せませんでした。一方、富士フィルムは新規参入事業を立ち上げアンチエイジング化粧品(アスタリフト)を開発しました。富士フィルムの変化が、企業の存続を作り出しました。

 

 「人生の壁」で苦しんでいる人の多くは、答えを見つけようとしたり、原因を追求しようとしたりしがちです。そして、答えや正解が出てこないと増々「人生の壁」が増強と拡大していくのです。

 

 「人生の壁」を受け入れて、自分自身が持っている価値観やプライドや正解主義を手放す選択ができれば、やがて「壁」に適応できるように色々な変化が訪れてきます。


 しかしながら人は、「変化」を恐れる傾向があります。変化がストレスになるのは、脳が「いつも同じ」を望むからです。脳が新しい情報を嫌うので、私たちは自分の考えと同じ仲間を探したり、グループをつくったりします。

 

 「イカレポンチ」という言葉が、「変化と適応」を思い出す呪文になると、みなさんの悩みにもヒントが見つかるかも知れませんね!だって、「普通の人間と大きく異なる性質を持っている」という意味と言うことは、自分にはない考えを持っている可能性があるのだから、変化する切っ掛けになること間違いなしですよ~。

 

 次回は、1/25(水)10時からです。お待ちしていますね(*^_^*)