5/22のまちの保健室(リフレクションとアクションで未来を創ろう)

ある日、急いで家を出た後に、忘れ物をしたことに気づきました。


「しまった!」と思ったその瞬間、焦りと慌てた気持ちのまま、早足で家へと引き返しました。


その途中、足元の段差に気づかずにつまずいて、転んでしまい、膝をすりむいてしまいました。

 

戻った家には、ちゃんと忘れ物がありました。


それを見て、「ああ、あってよかった」とホッと一息。気持ちは落ち着きました。


でも、その時ふと、「なぜ、転んでしまったのだろう?」と考えてみたのです。

 

忘れ物をした自分に対して「急がなきゃ」「早く取りに行かなきゃ」と、気持ちばかりが焦っていたこと。
その焦りが足元への注意を欠かせ、結果として転んでケガをしてしまったこと。


この一連の出来事を振り返る中で、気づいたことがありました。

 

それは、「慌てない」「焦らない」「落ち着く」——


この3つの言葉が、日々の暮らしを安全に、そして穏やかに過ごすために、とても大切だということです。

 

私たちは、普段あまりにも忙しさに追われて、自分の行動や感情を立ち止まって振り返ることが少なくなっています。
でも、こうした「リフレクション(振り返り)」の時間は、自分の人生をよりよくしていくためのヒントが詰まっている時間なのです。

 

もうひとつ、別の事例をご紹介します。

 

ある朝、なんだかイライラしている自分がいました。
「どうして、朝からこんなに機嫌が悪いんだろう?」
そう思いながら、自分の気持ちをじっくり振り返ってみると、部屋が散らかっていることに無意識のうちにストレスを感じていたことに気づいたのです。

 

そこで、その日のうちに思い切って部屋を片付けてみました。
すると、心までスッと軽くなり、不思議と気持ちにも余裕が出てきました。

 

このように、「振り返り(リフレクション)」から、「片付けてみよう(アクション)」へとつながることがあります。


もしかすると、リフレクションとアクションは対(つい)になっているのかもしれません。

振り返るからこそ、次にどんな行動を取ればいいのかが見えてくるのです。

 

時間は、止まってくれません。
過ぎた時間を取り戻すこともできません。
でも、振り返る時間を持つことで、これからの人生をもっと豊かにするたくさんのヒントを得ることができる——


このブログを読んでくださる皆さんに、そんなふうに感じていただけたら嬉しく思います。

 

そしてもし、あなたが振り返ることで何かに気づいたら、ぜひその気づきを「まちの保健室」にお話しにきてください。
あなたの気づきが、きっと誰かの学びにつながります。

 

 

お待ちしています!